夜遅く、一人の少女の走る姿があった。
「はぁっ…はぁっ…おじい様が戦で負けるなんて。」
味方の軍は壊滅状態で、死屍に足をとられながらも、何とか森の中に逃げることができた。
「ここまでくれば…きっと」
辺りを見回しながら兵がいないのを確認して、ほっ、と胸をなで下ろした。
不意に後ろで音がなった。
少女…董白は、何者かと身構えたが、草から顔を出したのは木鹿大王だった。
董白が、かなわないと思い逃げようとした次の瞬間、董白の意識は遠のいていった。


「いたいっ。は、はなせぇ!」

木鹿大王は不敵な笑みを浮かべながら、片手で董白の足首を掴んで逆さ吊りにしてじっくり獲物を眺め、なめるように吟味する・・・。

「!!・・・つっ」

不意に董白はほうり投げられた。
痛みで動けないところに木鹿大王の象のような手が強引に董白の足を広げ・・・


木鹿大王は今度は両手で董白の左右の足を掴むと、再び逆さに持ち上げた
「・・・なっ! は、離せ下郎め!」
浴び去られる罵声に大王は何事かを言おうとしたが、何か思いついたのか、声を発せずに口だけを大きく開く。
そのまま、董白を引き寄せると、その薄布一枚が隠すだけの股間に唇を吸い付けた。
「ひゃっ! や、やめろ! 気持ち悪い!」
予想もしていなかった、その異様な感触に董白は身をよじるが、あまりに力の差がありすぎる。
どれだけ抵抗しても、丸太のような大王の腕はびくともしなかった。
「だめ・・・、そんな・・・と、こ・・・、な、なめちゃ・・・」
この獣のような男の何処にこんな技巧があったのか、その舌は蛇のように蠢く。
布越しに秘裂をなぞり、女芯を突き、董白の幼い性器を責め立てて行く。
「ひにゃぁ、や、やめて・・・」
布越し故のもどかしさもまた、彼女の未発達な性感を刺激するには、調度良い緩衝材になっていた。
少しづつ、今までとは違う――舌を受け入れる様に――動きを己の腰がし始めている事に董白はまだ気づいていなかった・・・・・・。


「・・・・・・ぇっ?」
ふいに大王の動きが変わった。
董白の滑らかな恥丘に布越しに歯が立てられ、それまである程度の間隙を持って動いていた舌が秘芯を絶え間無く攻め立てる。、
「やぁっ! それ、だめぇっ! だめぇぇぇぇっ!」
堪えていた声が董白の口から上がる。
今までの責めは加減されていたのだと、微かな思考のしかできなくなった董白の頭でも悟れる程にその変化は大きな物だった。
周囲を噛まれた刺激で緊張する柔肉を力強く責められる衝撃に、董白の脳裏に白い閃光が走る。
「やだぁっ! やめてぇ・・・、やめてってばぁぁぁぁっ!」
逆さに吊られた姿勢のまま、溢れる涎と涙が顔を汚すのももはや気にせず、激しく頭を振り乱して抵抗するが、退路は既に無い。
喉が渇き、目の裏に霞がかかる。心臓が悲鳴を上げ、背筋に電撃が走る。
「ゆ、許して、許してぇぇぇっ!」
「止めて」では無く「許して」、外聞を金繰り捨てて上げられた董白の懇願は、しかし聞き届けられる事は無かった。
むしろ、それに反応したように一際強く顎に力を込められたのが、最後の一押しとなった。
「やだっ! やだっ! っやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
生まれて初めて達した絶頂に、董白は不自然な姿勢のまま背を大きく逸らせ、一際高い声をどこまでも響かせた。

ぐったりと力の抜け、まだ荒い呼吸を続ける董白を地面に横たえると大王は、未だ秘所を守らんとする薄布を引きちぎる。
「ゃぁ・・・・・・」
微かに抵抗の声を上げる董白の、未だ誰の手にも触れられず、
にも関わらず望まざる絶頂を経験をさせられたその部分は何かをねだるように微かに痙攣を続けていた・・・・・・。

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