「ふん……あんたはね…いるだけで邪魔なんだよ……」
薄暗い拷問部屋の中。
小虎は、一糸纏わぬ姿で三角木馬に乗せられ、両足には重りを吊るされていた。
「う……おろして……いたいよぉ……」
まだ毛も生えておらず、スジだけが通っている秘部には、容赦なく木馬が食い込んでいく。
「ふん……。どんな仕置きをしてやろうかねえ……」
「や、やめて、だいこちゃ……」
「なれなれしく呼ぶんじゃないって言ったろう!」
パシン!
大虎は、手に持っていた鞭で容赦なく小虎の体を打ち付ける。
「生意気なのよ! 小虎ごときがっ!」
「ぁっ……いたっ……つぅ……!」
透き通るような白い肌だったのは過去の話。小虎の体は、今では大虎による虐待で、無数に傷ができてしまっていた。
そしてまた、膨らみかけの胸元に赤い傷跡が刻まれる。
「ぅ……ごめ……ごめんなさいぃ……」
「ようやく自分の身の上がわかってきたみたいね……」
鞭での虐待を止め、大虎はうなだれて動かなくなった小虎をつまらなそうに見下した。
「しばらくそこでそうしてな」
大虎は踵を返して拷問部屋から出て行く。
そして、少し間が空いてから、部屋からは小虎のすすり泣く声だけが響いてきた。
「もう……いやだよ……もう、しょうこをを……いじめないで……」
「小虎、大人しくしてたかい?」
大虎はニヤニヤといやらしい笑いを浮かべながら、再び拷問室にやってきた。
「…………」
小虎はうなだれたままで、大虎がやってきたことにさえも気付かないで、すすり泣き続けていた。
「っ……何無視してるんだい!? 小虎っ!」
「あぅっ……!」
ぐいっと小虎の髪を掴み、無理やりに顔を上げさせる。
「い……いたい……! かみのけ、ひっぱらないで……」
「小虎、あたしの目をちゃんと見な」
大虎は小虎の言葉を意図的に無視して、そらしていた目を無理やりに自分の方に向けさせる。
「ぅ……」
「ふん……やっぱり、あんたの目、あんたの声、あんたのその容姿、、あんたは全てにおいて私を苛立たせる……」
大虎は、小虎の髪から手を離し、懐から『ある物』を取り出した。
「……! い、いやっ!」
「へえ、これが何かすぐにわかったのかい。かまととぶってる癖にこういうことはちゃんと知ってるんだねえ」
それは、擬似男根――現在でいうバイブのようなものであった。
「これで、あんたを滅茶苦茶に壊してやるよ! 痛かったろう? 今木馬から降ろしてやるからさあ!」
「い、いやっ! やだあああああっ!」
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